曹洞宗 貞昌院 Teishoin Temple, Yokohama, Japan
平成11年の情報です | 1999/5/8 |
第75回箱根駅伝往路優勝総合2位。しかし総合優勝までもう1歩!
くやしさをバネに各選手猛練習でスタート
ご挨拶
各大会に名を残した選手たちは、次の新天地を求めて去り、為に戦力は少々ダウンしたように見えますが、有力選手はまだ多く残っています。
また、新入生の中に有望な選手も数名いるようです。既にいくつかの記録会や競技会に出場していて、まあまあの成績を上げています。要は秋以降の大会に好結果を得れば良いのであって、今はじっくりと力を貯めておいてもらいたいと期待をしてます。
しかし、箱根の結果を見ていると、まだまだ選手層が薄いと感じています。獲得したい選手を希望どおりにはまだ採れないようです。いろいろ理由はあるでしょうが、その一つには陸上競技部の“環境に問題っていること"があると考えます。明言すれば寮(四誓寮)が旧態依然のままになです。
大学当局は努力はされているようですが、私には只今現在、何も見えてきません。早く選手の親に、高校の監督に新装なった合宿寮も堂々と見せてやりたいものです。もう一つ気に掛かっていることは、大会当日、スタート・各区間・ゴールの間に技術的なサポートの展開が不足していることです。
これには経験者が必要ですが、これもうまく利用されていないがありま?あるいは積極的な参加が少ないことです。後援会でも出来ることと出来ないことす。なお、後援会では田中敏哉会長、故川村文明最高顧問のご援助で平成したが、9年に運搬車を購入いたしま中古車であったことと、使用頻度が多かったことで、いよいよ故障が多くなりましたので、入いた3月中旬に新車購しました。
これからも更に木目細かい援助活動をと考えています。会員諸老師方には変わらずのご理解とご後援のほどをよろしくお願い申し上げます。
平成11年4月30日
駒澤大学陸上競技部後援会 副会長兼事務局長
山影裕昭 九拝 (埼玉県・飯能市浄心寺住職)
新入生坐禅合宿
駒澤大学陸上競技部恒例の新入生歓迎『坐禅合宿』が.後援会副会長の自坊、埼玉県飯能市「浄心寺別院」にて去る3月28日~30日の2泊3日の日程で行なわれました。
朝晩の挨拶の仕方、食事の作法、東司(トイレ)の作法、入浴の心得、校歌・応援歌の練習等々、普段の陸上部での練習とは一味違う毎日に、選手諸君は興味を持ったように見受けられました。2日目には、後援会事務局の野津が駒澤大学陸上部後援会の歴史と選手との関わり方の説明を焼く時間致しました。
今年の新入部員は、はきはきとした言動、思い切りの良い発言で大変頼もしい印象を受けました。選手の自己紹介の中で「箱根を走って区間賞を取りたい」「先輩のような選手になりたい」「怪我、故障をしないようにして早く駅伝に出場したい」「箱根の坂を登りたい」等々、例年になく高い意識を持っているようでした。
後援会の説明が終わって駒澤大学陸上競技部の誇る女子マネージャー(今年は堀江広美さん、加藤益美さんの両名)の用意した夕食を選手と一緒にご馳走になりました。さすがに味付けも良く、選手諸君はかなりの量の夕食を全部平らげ、食事の後がたずけを手際よく終えた後、合宿記念での集合写真の撮影、校歌・応援歌の練習に入りました。
駒澤大学校歌・応援歌は、後援会副会長の知り合いの高野先生(二紀会所属)に指導をお願いし、ピアノ演奏をしながら、優しく、時には厳しく指導をしておられました。校歌・応援歌練習の後、山影副会長の指導で約30分の坐禅、その後、入浴・就寝となったようです。
新しい戦力は、下記の選手の皆さんです。インターハイに出場した選手が6人と例年2~3人の選手しか入部しなかったことを考えれば、相当高いレベルの選手が入ったことになります。特に高橋桂逸選手は一般で試験を受けての入部です。どこの大学陸上部でも喉から手が出るほど欲しい選手である高橋選手が一般入学で入部したことにより、新入部員の層の厚さが増したと思われます。
新しい戦力が加わって、ますます競争が激しくなった駒澤大学陸上競技部ですが、今年1年怪我・故障の無いように頑張ってくれることを祈念しております。後援会会員の皆様には、例年どおり、その時々の陸上部の様子を通信にてこ報告していきたいと思っております。
平成11年4月30日
駒澤大学陸上競技部後援会事務局 野津繁 拝
平成11年度試合参加事定・練習計画
5月 | 関東インカレを目標にトレーニングをする。(ロードレース・トラック組に分かれて練習を計画) |
5/1-5/2 | 東京選手権大会 |
5/3 | 静岡国際陸上大会(5000m) |
5/5 | 水戸国際陸上競技大会(10000m) |
5/9 | (ハーフの部)第78回関東学生陸上競技対校選手権大会(国立) |
5/16-18 | 第78回関東学生陸上競技対校選手権大会(横浜) |
6-7月 | 6月は少し練習を落とし、疲労を取りながら少しづつロード練習に移行、7月ぐらいから走り込み。 |
7/8-13 | ユニバーシアード |
7/18 | 札幌国際ハーフマラソン |
7/25 | 南部記念陸上競技大会 |
7/17-22 | 岩手山合宿(18日岩手山登山マラソン大会出場) |
8月 | 起伏のあるところで走り込み中心の練習。 |
8/17-9/4 | 夏期合宿 |
8/20-29 | 第7回世界選手権 |
9月 | スピード練習を入れて全日本インカレ、記録会で結果を出す |
9/10-12 | 天皇賜杯第68回日本学生陸上対抗選手権大会 |
9月末 | 記録会 |
10月~12月 | 駅伝シーズンに入ってくるので三大学駅伝優勝を目標にトレーニングをする。 |
10/1-3 | 日本陸上競技選手権大会 |
10/10 | 出雲全日本大学選抜駅伝 |
10月末 | 記録会 |
11/7 | 秩父宮賜杯第31回全日本大学駅伝対校選手権大会 |
11月上旬 | 東日本横断駅伝(青森~東京) |
11月中旬 | 強化合宿(大島) |
11/23 | 府中多摩川マラソン大会 |
11月末 | 記録会 |
12/4-5 | 記録会 |
12月末 | 寮合宿 |
1/2-3 | 第76回東京箱根間往復夫学駅伝競走 |
1-3月 | 箱根駅伝が終わり5日間ぐらい休養(疲労)を取る。起伏のある所でロードレースに向けて定リ込み中心の練習。 |
1/23 | 全国都道府県男子駅伝(広島) |
2月中旬 | 熊日30㎞ロードレース |
2月下旬 | 犬山ハーフマラソン大会 |
2/20 | 千葉国際クロスカントリー大会 |
3/5 | びわ湖毎日マラソン |
3月中旬 | 仙台・立川・京都ハーフマラソン大会 |
新入部員紹介
朝香陽介 | (アサカヨウスケ) | 経営・経営 | 東京錦城学園 | 主な記録5千M…14分53秒9 1万M…31分57秒 |
伊藤 裕 | (イトウヒロシ) | 経営・経営 | 駒大北海道よリ3年編入 | 主な記録5千M…14分59秒3、1万M…30分55秒9 |
池田浩久 | (イケダヒロヒサ) | 仏教・仏教 | 京都久御山 | 主な記録5千M…15分01秒9 |
近藤隆弘 | (コンドウダカヒロ) | 文・地理 | 愛知中京大中京 | 主な記録5千M…14分33秒14、1万M…31分22秒〔インターハイ出場〕 |
島村清孝 | (シマムラキヨタカ) | 法・政治 | 埼玉花咲徳栄 | 主な記録5千M…14分50秒、1万M…32分14秒〔インターハイ出場〕 |
高橋桂逸 | (タカバシケイイチ) | 文・地理 | 長野長野 | 主な記録5千M…14分27秒1、1万M…31分56秒1〔インターハイ出場〕 |
冨樫大介 | (トガシダイスケ) | 経営・経営 | 新潟村上 | 主な記録5千M…14分14秒42 |
布施知進 | (フセカズノブ) | 経済・経済 | 栃木作新学院 | 主な記録5千M…14分15秒49、1万M…29分45秒〔インターハイ出場〕 |
星 健児 | (ホシケンジ) | 経済・経済埼玉 | 春日部東 | 主な記録5千M…15分31秒 |
松下龍治 | (マツシダリョウジ) | 経済・経済 | 熊本鎮西 | 主な記録5千M…14分25秒、1万M…29分42秒〔インターハイ出場〕 |
松村拓希 | (マツムラヒロキ) | 法・政治 | 茨城土浦日大 | 主な記録5千M…14分39秒7〔インターハイ出場〕 |
今年の抱負
主将
前田康弘 (経営・経営、千葉市立船橋)
主な記録5千M…14分19秒271万M…29分23秒6ハーフマラソン…1時間05分33秒'97札幌マラソン(ハーフの部)…優勝'98箱根駅伝…7区…3位
今年の箱根駅伝も終わり、新チームとして1月4日から練習をスタートしました。部員一同、箱根駅伝の悔しさを忘れないで、練習に取り組んでいます。箱根で勝つためには何が足りなかったのか、自分自身いろいろ考え、実践していきたいと思っています。
今年は藤田敦史さん、佐藤裕之さんを始め、すばらしい4年生が卒業されチームカが落ちだと言われますが、新4年生がチームを引っ張り、チーム全体の底上げをし、カバーしていきます。チーム全体が高い意識を持って練習をしないとレベルアップは難しいと思います。個人個人がもっと自覚してチーム一丸となり、三大駅伝完全制覇を目指していきます。自分自身も何が足りなかったのかよく反省し、主将としてチームの先頭に立っていく覚悟です。来年の正月には、森本監督、大八木コーチを大手町で胴上したいと思っています。
後援会の皆様にはいつも多大なご援助をいただき有難うございます。部員全員を代表して心より御礼申し上げます。
平成11年4月30日発行
栄光のゴールをめざしてより