第11番 [凶] 行く道に 関あるが如し【旅衣 よそには如何に経だつらん 裳裾も袖も 綻び行くは】 ●此みくじに当たる時は仏神を懇ろに祈るべし ●願い事 取り立てても思わぬ障りありて事破るる也 ●待ち人 来れども思うこと叶わねば待ちし甲斐なし ●失せ物 あれこれと出づべきようの事あって遂に出ず ●病事 治し難し 軽く見えても内に重き悩みあり ●言い分 なまなか勝ちて却って身の為悪しし ▲歌占の心 よろず思い立つ事に内に障り有るに譬う しかし身明らかならば 関ありともさして咎めもあらじと也